HOPEを観てるのに「未生ミセン」観てないなんてもったいないですよ

2016/09/15 2016/09/16

希望は未来
あるとも無いともいえない　　　魯迅

ドラマ、HOPEがもう次回は最終回ですが、
その原作となる「未生」(ミセン)まだ観てないですか？
それはもったいない。

久しぶりの韓国ドラマ見ました。未生(ミセン)
中島くんが主人公のドラマ。HOPEがおもしろくて、
レンタルで借りて、全部見ましたが、
なかなか良かったです。

韓国ドラマはそんなに多くは観てないんですけど、
全部見て思うのは、未生はすごく良作られているということです。

HOPEの第1話は、主人公の一ノ瀬がとぼとぼと街を歩くシーンで始まります。
世の中の動きに戸惑ってるような、自分は世の中に溶け込めてないような、、

未生の第1話は全然違いました。
主人公チャン・グレが、ある人物を追いかけて捕まえようとする、
すごくハードなシーンがヨルダンのロケで始まります。
韓国ドラマでは、第一話でぐっと惹きこまれるように作られています。

もしや、、？？

そうなんです、この大きなスケールの外国ロケのシーン、
かっこいいチャン・グレが、
それからがらりと変わり、自信の無い主人公がとぼとぼと街を歩くシーンになります。

まさか、
これからの長いストーリーが、第一話へつながるのか？と。

日本のHOPEは、未生をわりと忠実にドラマにしていますが、
未生の話と少し順番を変えて進んでいます。
未生はもっともっと複雑で、大きい商社の仕事のしかたや、
乗り越えられない学歴社会をものすごく繊細に表現していました。

登場人物もそれぞれが素晴らしい俳優さんばかり。
ちょっとだけ思うのは、
一ノ瀬の同期で、桐明(瀬戸康史)の役が、未生では鈴木亮平さんに見えて、
桐明の上司の結城(丸山智己)の役が、東出昌大さんに見えて、
よく似ててなんだか朝ドラ？とか思いながら観てました(笑)

未生を観てて、主人公チャン・グレが、
がんばってがんばって、挫折して、
また頑張って成功させて、また挫折して、、
そして、第一話で見たシーンが最終回に繰り広げられた時に、

え？あの人がもう、第一話に出てたの？？
と驚くこともあって、
こんなとこが韓国ドラマのすごさでもあるんですけど、
観てる人を裏切らないなとつくづく思います。

以前見た、ごめん愛してる/ミアナダ・サランハダのドラマを
思い出しました。
あのドラマも素晴らしかった。
最終回は第一話に戻って「うわぁ、、」と感動しました。

未生は、2014年に韓国で放送されて、
2016年の1月に日本のBSジャパンで放送されました。
韓国で名立たるドラマ賞を総なめ！
すべての世代の共感を呼び、社会現象を生んだ感動のヒューマンドラマとあります。

「すべての世代」に共感を
確かに、私は一ノ瀬やチャン・グレが会社でがんばるシーンのその向こうに、
自分の子供の姿を重ねていました。
まだ子供は学生ですが、いずれは社会に出て仕事をするようになります。
こんな感じになるんだろうな、こんな試練にあたるんだろうな、
「がんばれ！」と思いながら入り込んで観ました。

kareha